これ、超見たいかも。デンデラ。
万引き防止のポスターになったんだ。なんとなく納得。
レイプ防止にもいけそうだ。
浅丘ルリ子をはじめ、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子ら大女優が、うば捨て山の老婆を熱演する映画『デンデラ』より、万引き防止ポスターが作成され、大迫力のビジュアルが公開された。
『デンデラ』は、うば捨ての風習が残る山岳部を舞台に、70歳を超え捨てられた老婆50人が、生き延びるための壮絶な戦いに身を投じる衝撃の人間ドラマ。浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子ら60歳以上の大ベテラン女優たちがアクションに挑んでいることも見どころとして挙げられている。そんな本作は、佐藤友哉の同名小説を基に、故・今村昌平監督の息子・天願大介が脚本・監督を務め、うば捨て伝説を新たな解釈で描いた作品。「姥(うば)捨山には、続きがあった。」という意味深なキャッチコピーが興味をそそる。
そして、「女優の迫力と目力があり、万引き防止にぴったり」という理由から、万引き防止ポスターに起用された『デンデラ』。「みんな、見ています。万引きは犯罪行為。」という言葉に説得力を増すような、うば捨て山の老婆たちがそこにはいる。浅丘をはじめ、まっすぐにこちらを見つめる彼女たちの目力の強さに、「見逃さないよ」とでもいうようなメッセージが伝わってくる。再び生きるために懸命に戦う老婆の覚悟と見事に融合した今回のコラボレーションポスター。5月末から全国の書店で随時掲出される予定だが、びっくりして思わず足を止めてしまう人が続出するかも!?(編集部・小松芙未)