TVドラマとは?

退屈な時間のある夜や昼間は、何とも思わなくてもTVをつけて自然とドラマを見ていることが多いい。連続ドラマは、一度みると、とまらない。見逃すと何となくくやしい。

1日を通してテレビドラマは放映されている。中でも、午後8時から10時台に放送されるテレビドラマは視聴率が高く、予算も高額で、他の時間帯に比べ質も高いとされる。時の人気俳優や人気タレントも多く出演し、時の流行やファッション等、多方面に渡って社会に大きな影響を及ぼす作品も少なくない。
数あるテレビドラマの中でも、特にフジテレビ系列で月曜日午後9時から放送されるテレビドラマは「月9(げつく、げっく)」[1]、TBSで日曜日午後9時から放送されるテレビドラマ(日曜劇場)は「日9(にっく[要検証])」、日本テレビ系列で土曜日午後9時から放送されるテレビドラマ(日本テレビの土曜ドラマ)は「土9(ドック・ドキュウ・ツチク 等[2] )」と呼ばれ、高視聴率を記録した作品を数多く残している。また、午前に放映されるテレビドラマの中でも、NHK総合テレビの連続テレビ小説(朝ドラ)は人気があり、特に女性俳優(女優)の登龍門といわれる[要出典]。
子供番組としての30分程度のドラマ(児童向けドラマ)も、1980年代までは比較的多く製作されていた。現在では、NHK教育テレビにおいて、道徳教育ドラマを就学年齢の児童、生徒向けの学校放送や、『中学生日記』の時間枠として放送している。またテレビ朝日では、日曜朝7時半から8時半までの1時間枠を「SUPERヒーロータイム」と称し、未就学児童をコア・ターゲットとしたいわゆる「特撮」ドラマを放送している。
古くから続いているテレビドラマでは、NHK総合テレビの大河ドラマがある。歴史ドラマを恒常的に毎週放映するのはNHKだけであり、民放は主にトレンディドラマを放映する傾向がある。
人気があって長く製作されている作品でも、近年は1クールから2クールほどでいったん区切って終わらせて、概ね3ヵ月から半年間のインターバルを経てから次のシリーズが製作されているものが大半を占めている。昔のように、1年中製作されるかたちで数年続いている作品はまず無い。
なお、ラストに「このドラマはフィクションです」の字幕が出ることも多い。完全な実録以外の作品では、何らかの形でこの種の字幕が表示される。ただし、その対象は現代もしくは近過去(高度成長期以降)を扱った作品が主となり、時代劇でこの字幕が出ることは少ない。また、NHKの場合、ストーリーがフィクションである場合を含め、この字幕は表示されない傾向にある。なお、1970年頃までは表示されなかったドラマがほとんどであった。
なお、大きな人気や高い評価を受けた作品の場合、新たに劇場公開用の映画作品として製作されることがある。テレビ放送初期には、テレビ局が関与しないケースがほとんどだった(テレビドラマ作品を「原作」として扱った)。現在ではテレビ局が主体となって、テレビドラマ作品(特に連続ドラマ)の世界観を継承した新たなエピソードを、映画作品として製作するケースが多くみられる。その一方で近年では、テレビドラマ作品そのものが、再編集を経るか、またはそのままの形で劇場公開されるケースもある(単発ドラマにみられる)。