2011年9月30日金曜日

とことん夫婦で

堺雅人さんはかっこいいよなぁ。

映画「ツレがうつになりまして。」の記者会見が開かれ、主演の宮崎あおい、堺雅人が出席した。原作は、漫画家・細川貂々(てんてん)が自身の体験をつづったコミックエッセーで、夫がうつ病になったことで、さまざまな変化を受け入れ成長していく夫婦の姿を描く。宮崎と堺の共演は、NHK大河ドラマ「篤姫」で夫婦を演じて以来。今回も夫婦役での共演となったが、堺は「あおいちゃんには全幅の信頼をおいている。ここまできたら、ずっと夫婦をやり続けたいという気持ちがある」とラブコール。宮崎も「とことん夫婦でやるっていうのも新しい。面白いなと思います」と応じた。

エロ動画とかになたら大騒ぎになるだろうな。

2011年9月29日木曜日

椎名林檎 ドキュメンタリー映画のテーマ音楽を担当

びっくりした。椎名林檎のドキュメンタリーかと思った。

来年1月7日より東京都写真美術館ホールほか全国で順次公開される映画「今日と明日の間で」のテーマ音楽を、椎名林檎が手掛けることが明らかになった。

 「今日と明日の間で」は、世界で活躍するトップバレエダンサー 首藤康之を1年以上かけて撮影し、いくつものステージとその舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画。今まで多くを語ることがなかった“孤高のダンサー”の素顔と内に秘めた思いが初めて明かされる、貴重な作品となっている。

 そのテーマ音楽『Between Today and Tomorrow』では、椎名林檎が斎藤ネコ率いるネコカルテットと共に自らピアノを演奏しているのだが、今回の起用は首藤が本編で初披露するソロダンスを創作するにあたって彼女を指名したことで実現。完成した音楽に感動した彼は、椎名林檎が名付けた曲名を映画タイトルに使用したそうだ。

 また、彼女は今秋スタートのNHK連続テレビ小説「カーネーション」主題歌『カーネーション』を11月2日にシングルリリースすることも決定しているので、合わせてチェックしてみよう。

2011年9月28日水曜日

高倉健とビートたけしが26年ぶりに映画共演

タイムリーだな。昨日ビートたけしの映画を見てみようかなと話をしていたところだ。

ビートたけしが、高倉健が6年ぶりに主演する映画『あなたへ』(降旗康男監督、2012年秋公開)に出演することがわかった。1985年公開の『夜叉』以来26年ぶりの共演となる。同作は、北陸・富山刑務所の指導技官・倉島英二が、愛した亡き妻の生前の真意を知るために彼女の故郷・九州まで車で旅するストーリー。たけしは、旅の道中で出会う自称元中学教師の杉野輝夫役を演じる。


 英二の妻・洋子役には、『ホタル』(2001年)でも夫婦役で高倉と共演した田中裕子、道中で出会うイカ飯の販売員・南原役には、『南極物語』(1983年)以来の共演となる佐藤浩市が出演。そのほか、南原の同僚で先輩社員の田宮役を草なぎ剛、九州で食堂を営む濱崎多恵子・奈緒子の母娘を余貴美子と綾瀬はるか、奈緒子の婚約者で漁師の卓也役を三浦貴大、卓也の祖父である漁師・吾郎役を『海へ~see you』ほか高倉との共演も多い大滝秀治、富山刑務所の総務部長の塚本和夫とその妻・久美子を長塚京三と原田美枝子、道中で出会う警官役を浅野忠信が演じるなど、豪華キャストがそろった。

2011年9月27日火曜日

All You Need is Kill

どうなることやら。
レイプではありませんね。

米俳優ブラッド・ピットが、SF映画「All You Need is Kill」への出演をオファーされているとVultureが報じた。

ブラッド・ピット、ゾンビ映画撮影中に負傷の女性を救出

 同作は、桜坂洋の同名ライトノベルの映画化で、謎のエイリアンとの戦いに繰り出されては戦死するという時のループに捉えられた兵隊の運命を描く。昨年、米ワーナー・ブラザースは同作の映画化権を獲得し、企画開発を進めてきた。このほど、ようやく草稿がまとまりピットに出演を打診しているという。

 もっとも、ワーナーは2008年に起きたコロンビアの人質救出作戦を題材にしたドラマ「ザ・ミッション(原題)」(デビッド・O・ラッセル監督)への出演もオファーしているため、ピットがどちらを選ぶのかに注目が集まる。

2011年9月26日月曜日

ジョージ・ハリスンのドキュメンタリー映画

ビートルズの曲で「ストロベリーフィールド」に思い入れがあるんだあよな。
あの、アダルトな日を思い出す。

ビートルズのギタリストとして活躍したジョージ・ハリスン。音楽とともに生きた彼の58年の人生の軌跡を描くドキュメンタリー映画「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」のDVD、ブルーレイ発売(12月23日)を記念して、日本で同映画が劇場公開されることが決定した。

 同映画は、未公開映像や未発表音源、ジョージを取り巻く多くの仲間たちのインタビューから、彼の壮大な人生に迫る。監督を務めるマーティン・スコセッシは、「タクシードライバー」「レイジング・ブル」「ディパーテッド」などの人気映画を作り上げてきた一方で、「ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム」「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」といった音楽ドキュメンタリーでも高い評価を獲得。今作は、そんな彼の音楽映画の集大成とも言える3時間30分にも及ぶ長編作品に仕上がっている。

 イギリスでは、ジョージが生まれたリヴァプールで10月にプレミア試写が行われる予定。アメリカでは、10月にニューヨーク映画祭で上映されるほか、ケーブルテレビ、HBOでの放映も決定している。日本では、11月19日から12月2日までの期間限定で劇場公開が行われる。同映画のオフィシャルサイトでは、予告編のほか、収録曲、収録インタビューなどの詳細を公開中だ。

2011年9月24日土曜日

北野監督の映画って。

最近の芸能界の問題・・どうでもいいっていえばそうなんだけどさ。
アダルト動画系よりもいいんじゃない。

芸能界引退後も暴力団との深い付き合いが次々と暴露されている元タレント、島田紳助さん(55)。80年代の漫才ブームで、人気を二分したビートたけしこと北野武監督(64)は、映画などで暴力を積極的に取り上げているが、どこで2人の芸能界人生は明暗を分けてしまったのか。

 北野監督は、1989年の監督デビュー作「その男、凶暴につき」から昨年公開された「アウトレイジ」に至る多くの作品でアウトローを登場させてきた。とくに「ソナチネ」や「BROTHER」、「アウトレイジ」では暴力団や暴力団員の日常生活や行動ルールが細かく描かれている。

 北野映画のファンで、昨年のカンヌ国際映画祭では「アウトレイジ」を現地で見た映画評論家の小張アキコ氏が、北野映画に見る暴力団の“影”についてこう語る。

 「『キッズ・リターン』でヤクザの組長が、おこづかいを渡していた青年に『お前、警察に出頭してこい』と命じるシーンがあるが、まさにヤクザの行動規範そのもの。かと思えば『ソナチネ』ではヤクザの悲しい生き様を描いている。どちらもその世界に深く入り込んだ者でないと描けない」

 それでも叩かれないのは、暴力団を礼賛せず、痛々しいまでの末路をドライに描いているからだ。小張氏は続ける。

 「外国では北野映画の残酷描写が時として批判の対象になるが、YAKUZAの世界を表現芸術にしていると前向きに評価しているのが大半です」

 そんな北野監督も、日本屈指の指定暴力団組長に気に入られ、面会を断りきれなかったことがある。“紳助引退”直後の「情報7days ニュースキャスター」(TBS系)でこう明かしていた。

 「ものすごい大親分がテレビを見てて『たけしは俺の若いときに似てるな。こいつに会ってみたいな』って言ったんだよね」

 「で、考えたのは雑誌の対談。タイトルが裏社会のドン。表社会のドンはどうするか。それから総理大臣の対談も決めた。警視総監、警察庁長官、幕僚長とか決めて」

 「あまり迫力がすごくて、俺もこわかった。なぜヤクザになったんですか、って聞いちゃったの。『いや、むかしは警察もヤクザも両方でスカウトされたんだ』って。格闘技が強いからって言われて。笑っていいんだか頷いていいんだか」

 「ヤクザ映画どうですか? って聞いたら、『ちょっとバクチのやり方が違うな』『教えてやるよ』って。とにかく謝って帰ってきた」

 北野監督の場合は、ギリギリの綱渡りで、難を逃れた形だが、映画界には際どい付き合いを続ける関係者もいる。ある映画評論家が声を潜める。

 「つい最近、海外の著名な映画祭で、コワモテで知られる売れっ子監督が中部地方の暴力団関係者と一緒にいるのを見かけた。日本では気を使っているのだろうが、海外だとガードも緩むのか、裏社会の人と一緒に行動する監督は結構いるよ」

 北野監督の次回作「アウトレイジ2」は、東日本大震災の影響で製作が遅れ、来年にクランクインして来秋公開予定。芸能界と暴力団の付き合いに、より厳しい分別が求められるご時世が、どう新作に投影されるか。

2011年9月22日木曜日

エルトン・ジョン、ミュージカル伝記映画

リスニングだけでもいい感じなんじゃないのかな。

エルトン・ジョンのミュージカル伝記映画『ロケットマン(原題) / Rocketman』をエルトン自ら製作するとDeadline.comが報じている。すでに脚本家も決まっており、今後は本格的な製作に向け、監督を決定する予定だという。

 映画『ロケットマン(原題) / Rocketman』は、11歳で王立音楽アカデミーに入学したエルトン少年の成長と音楽遍歴をファンタジックに描いたミュージカル伝記映画。エルトンは製作総指揮を務めるほか、重要なキャラクターとしての出演も検討しているという。脚本を務めるのは、映画『リトル・ダンサー』を基にしたミュージカル「ビリー・エリオット・ザ・ミュージカル(原題) / Billy Elliot the Musical」でもエルトンとタッグを組んだリー・ホールだ。

 若くして成功したミュージシャンであるエルトンは、その輝かしいキャリアの一方で、薬物やアルコールによって身を崩したことがあるという波瀾(らん)万丈な経歴、そしてバイセクシュアルであることなど、私生活も常に注目を浴びている存在。今回の伝記映画は、エルトン自身がかかわっているため、そういったゴシップが中心になることはないだろうが、エルトンの楽曲が存分に使うことができるのは強み。「僕の歌は君の歌」はもちろんのこと、その後のミュージカル「ライオン・キング」での楽曲などが流れる映画ならば、ぜひとも観に行きたいと思う人は多いに違いない。(編集部・福田麗)

2011年9月19日月曜日

ミケランジェロの暗号

いい映画も最近観てないなぁ。見に行こうかな。

アカデミー賞外国語映画賞受賞作「ヒトラーの贋作(がんさく)」のスタッフが贈る「ミケランジェロの暗号」(ウォルフガング・ムルンベルガー監督)が全国で公開中だ。久々にハラハラした。何度も見たくなるような快作だ。舞台は1930年代から戦後にかけてのオーストリア。幻のミケランジェロの絵の行方を追う。音楽もとても印象に残る。


 ユダヤ人の画商カウフマン家は、国宝級のミケランジェロの絵をひそかに所蔵していた。ある日、カウフマンの画廊に、連絡を絶っていた使用人の息子ルディ(ゲオルク・フリードリヒさん)がやって来る。幼いころから一緒だった息子のビクトル(モーリッツ・ブライプトロイさん)は、久しぶりの再会に喜び、気を許して絵のありかを教えてしまう。ナチス親衛隊に入隊したルディは、出世のために絵のことを軍に話し、軍は戦況を有利にするために絵をムソリーニに献上しようと企てる。絵はカウフマン家から没収され、引き換えにスイスに逃れるはずの一家だったが、別々の収容所に入れられてしまう。やがて絵が贋作であることが判明。本物の絵は一体どこにあるのか……というストーリー。

 裕福なユダヤ人画商の息子ビクトルと使用人の息子ルディ。戦争は2人の立場を大きく変えてしまった。だが、その立場もことあるごとに入れ替わり、運命の振り子が行ったり来たりする。絵はどこにあるのかという謎解きは、ユダヤ人であるビクトルが生き残れるのかというハラハラ感と重なって倍増する。戦争に巻き込まれたユダヤ人を悲劇的に描かずに、難題に向かっていく姿を力強く描く。皮肉たっぷりでなんともユーモラスなシーンばかりだ。主人公ビクトルを魅力的に演じているのは、ドイツのベテラン俳優ブライプトロイさん。素晴らしい演技で、人間の強さ、そして弱さもにじみ出ている。10日からTOHOシネマズシャンテ(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)

2011年9月16日金曜日

リメイク版『華麗なるギャツビー』

ボリウッドかぁ。懐かしい記憶があるな。

レオナルド・ディカプリオ主演、バズ・ラーマン監督の映画『ザ・グレート・ギャッツビー(原題)/ The Great Gatsby』に、インドの大物映画スター、アミターブ・バッチャンがノーギャラで出演することがわかった。

 アミターブと言えば、インドで知らない人はいないというボリウッドの大スター。ハリウッド映画の出演は本作が初めてで、ラーマン監督からの要望を受けて出演を快諾、しかもギャラは取らないという。アミターブが演じるのは、ユダヤ人ビジネスマンのマイヤー・ウォルシャイム役。アミターブはブログの中で、「バズ・ラーマンが昨年プライベートでインドを訪れたとき、私の事務所に立ち寄り面会した。彼は有望な画家を連れてきていて、絵をプレゼントしてくれた。そして先月、新作で小さな役だが出てみないかと言われ、承諾したんだ」とコメント。すでに撮影が行われているオーストラリアのシドニーへ出かけ、キャストとともに脚本を読み合わせしたり、衣装を着けてリハーサルをしたり、準備は万端のよう。「彼らの仕事に参加でき、その詳細を目撃できたことは素晴らしい体験だった」とギャラなし出演でも大満足のようだ。(竹内エミコ)

2011年9月14日水曜日

映画「三銃士」ダルタニアン役

三銃士関係の映画ってけっこうあるよな。
アダルト動画ではないけれども。

俳優の溝端淳平さんが映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」(ポール・W・S・アンダーソン監督)の日本語吹き替え版で、米俳優のローガン・ラーマンさん演じる主人公・ダルタニアンの声を担当することが14日、明らかになった。また、米女優のミラ・ジョボビッチさん演じる悪女・ミレディ役には女優の檀れいさんの起用が決定した。2人とも初の洋画声優挑戦となる。

 映画は、17世紀のフランスが舞台。銃士にあこがれ、パリに出てきた気が強く無鉄砲な青年ダルタニアン(ラーマンさん)は、なりゆきで三銃士の仲間入りを果たし、王妃の首飾りを取り返すため、英国へ向かうことに。そこに事件の鍵を握る二つの黒い影、バッキンガム公爵(オーランド・ブルームさん)と正体不明の美女ミレディ(ジョボビッチさん)が立ちはだかる……というストーリー。

 溝端さんは「お話をいただいて大興奮しました!『バイオハザード』シリーズの、アンダーソン監督の映画に参加できることがとても光栄です。この映画の中のダルタニアン、自分とちょっと似ているところがあるかもしれません。まっすぐで突っ走るところや友達を大切にする、当たって砕けろと先に行動をするところ、女の子の頼みごとは断れないところなど(笑い)。僕が担当することになった主人公ダルタニアン役のローガン・ラーマンさんは同世代、今からお会いできるのがとても楽しみです。洋画のアフレコはこれが初めてですが、自分なりのダルタニアンを精いっぱい表現したいと思います!」と意気込んでいるという。

 また、檀さんも「一足先に本編を拝見してすっかりこの映画の世界観に魅了されました。かねてより洋画の声優に挑戦したいと思っていましたので、このような大作でお声がけいただき、またミラ・ジョヴォヴィッチさんの演じた“ミレディ”役ということでとても光栄に思っています。見たことのない映像、この映画にしかない興奮を日本の皆様にお届けできることがとてもうれしいです」と喜びのコメントを寄せている。

2011年9月12日月曜日

「ゴルゴ13」海外で実写化!

大好きなんだよな。何気に結構よんでる。
たまにエロ動画的になるんだよな。

劇画家さいとう・たかをの代表作「ゴルゴ13」が、海外での実写化に向けて、本格的に進んでいることが明らかになった。

 「ゴルゴ13」の海外での実写化は、現在開催中のトロント国際映画祭で制作会社デイヴィス・フィルムズが明らかにしたもので、同社は日本の出版社リイド社から「ゴルゴ13」の映画化権を獲得したと発表。今回のライセンス契約にあたりプロデューサーのサミュエル・ハディダ氏は、「われわれは、今でも信じられないほど、この素晴らしい原作を大きなスクリーンに持ってくるこのチャンスに興奮している。私は長い間、さいとう・たかを氏を最高の劇画作家の1人として尊敬してきた。われわれはこれから、彼のスタイルとこの素晴らしいキャラクターを全世界の観客に提供することを楽しみにしている」と語った。一方のリイド社もシネマトゥデイの取材でこの事実関係を認めており、本格的に始動している様子をうかがわせた。

 「ゴルゴ13」は、「ビックコミック」誌(小学館)で1968年11月より連載が開始され、現在も連載中の人気漫画。超一流スナイパー・ゴルゴ13ことデューク東郷が、戦争や紛争、ゲリラやテロ活動、そしてあらゆる犯罪組織に立ち向かい活躍する姿を描いている。また、多くの専門分野の知識が詳細に表現されていることも高く評価されている作品だ。

 今回映画化権を獲得した制作会社デイヴィス・フィルムズは、これまで映画『クライング・フリーマン』『バイオハザード』『サイレントヒル』などを製作してきた会社で、同社を運営するサミュエル・ハディダが、この「ゴルゴ13」実写化のプロデュースを担当することになるようだ。

 これまで「ゴルゴ13」の実写化は、1973年の高倉健主演の映画『ゴルゴ13』や1977年の千葉真一主演の『ゴルゴ13 九竜の首』などがあるが、はたして海外版『ゴルゴ13』はどのような作品になるのだろうか? (細木信宏 / Nobuhiro Hosoki、編集部・小松芙未)

2011年9月9日金曜日

ティム・バートン『ビートルジュース』続編企画

バッドマンじゃなくてあれが見たいんだよな・・なんだっけ。

ティム・バートン監督、マイケル・キートン主演のブラック・コメディー映画『ビートルジュース』の続編企画が始動したとDeadline.comが報じている。同作の続編は過去にバートン監督も企画したことがあるものの、そのときは頓挫していた。

 『ビートルジュース』は、まだ『バットマン』『シザーハンズ』などで評価を確立する前のバートン監督が、後に『バットマン』でもタッグを組むことになるマイケルを主演にした1988年公開の映画。ある日突然死んでしまった夫婦が新しい住人を家から追い出そうとするさまを描いたコメディーで、第61回アカデミー賞メイクアップ賞を受賞するなど、実にバートン監督らしい作品に仕上がっている。

 今回、ワーナー・ブラザーズは、デヴィッド・カッツェンバーグとセス・グレアム=スミスと脚本家契約。この2人の次作が『ビートルジュース』の続編になるとDeadline.comは報じている。過去にバートン監督が企画したことのある続編に取り組むことになるセスは、バートン監督の新作『ダーク・シャドウズ (原題) / Dark Shadows』の脚本も手掛けており、スケジュールの問題さえなければ、続編もオリジナル同様、バートンが監督を務めることも十分に考えられる。

 オリジナルで主演を務めたマイケルは、その後ハリウッドを代表する俳優に成長。共演のアレック・ボールドウィン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラも、それぞれ独特のキャラクターを生かした役者として現在も活躍している。オリジナルのファンとしては彼らが再集結することを希望したいところだが、それは少々望み過ぎかもしれない。

 今やハリウッドを代表するバートン監督の、毒々しいユーモアが全面に押し出されている『ビートルジュース』。最近の作品しか知らないファンにとっては少々どぎつく思えるところもあるかもしれないが、その万人受けしない世界観こそがバートン監督の魅力。今回の続編企画がきっかけとなって、オリジナルも再び脚光を浴びることを願いたい。(編集部・福田麗)

2011年9月8日木曜日

「ツレがうつになりまして。」

10月か♪

 細川貂々(てんてん)のベストセラーコミックを映画化した「ツレがうつになりまして。」のテレビスポットが、このほど公開された。主演の宮崎あおいと堺雅人が、ラブラブな夫婦を熱演している。


 夫のうつ病を通して、きずなを深めながら成長する姿を描く同作。4年におよぶ構想を経て、「半落ち」、(2004)「日輪の遺産」(11)の佐々部清監督がメガホンをとり、青島武が脚本を担当し映画化が実現した。

 結婚5年目を迎えた売れない漫画家・晴子(宮崎)は、ポジティブで仕事もバリバリこなすサラリーマンの夫・幹男(堺)、イグアナと平穏に暮らしていた。ところが突然、幹男が仕事のストレスが原因でうつ病を患ってしまう。

 テレビスポットは、幹男に飛びついてキスする晴子や、重なりあって寝そべるふたりの仲むつまじい様子を収めた。宮崎演じる晴子は、幹男の体を気づかって「会社辞めないなら、離婚する!」と宣言するたくましい姿も披露。うつ病というシリアスなテーマ扱いながら、果物ナイフを見つめて「死にたい」とぼやく幹男に、「そんなんじゃ死なないよ」とつっこむ晴子のコミカルな会話が印象的だ。

 「ツレがうつになりまして。」は、10月8日から全国で公開。

2011年9月7日水曜日

人気ドラマ『桜蘭高校ホスト部』映画化決定

コミックや小説からの映画化は最近はホントに多いい。
アダルトな枕じゃないんだろうね。

累計1,200万部以上を誇る葉鳥ビスコによる人気少女コミックを原作に、現在TBSで毎週金曜深夜枠で放送中のドラマ「桜蘭高校ホスト部」がこのほど映画化されることが決定! 8月25日(木)、撮影が行われている「桜蘭高校」のセットで、“桜蘭ホスト部サマーパーティ”と題し、約100人のファンクラブ会員が招待され、主演の川口春奈を始め、山本裕典、竜星涼、中村昌也、千葉雄大、高木心平、高木万平、大東俊介の総勢8名が登場し、ファンの前で映画化の発表を行った。

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セレブ高校生が集う名門学院・私立桜蘭学院高等部に通う美男子たちがお嬢様たちをもてなす、遊戯集団「ホスト部」に庶民女子高校生・ハルヒが迷いこんでしまったことから始まる、珍騒動満載のドラマ。ハルヒ役をドラマ初主演の川口春奈、彼女に入部を命じるホスト部部長・環を山本裕典が好演している。

この日、山本さんが「もうドラマが終わりかと思うと寂しくて寂しくて、どうしたらいいかと考えて考えて考えて、ついにこの『桜蘭高校ホスト部』のセレブ力を最大結集して決意しました!」と発言すると、舞台中央の天井にクス球が現れ、「先輩ジャマです」とドラマさながらに部長を舞台脇に寄せて川口さんがクス球のひもを引くと、「桜蘭高校ホスト部映画化決定」の文字が。場内のファンを一気に沸かせた。

ドラマ初主演に続き、映画初出演となる川口さんは、「ドラマでは見られなかった新しい一面を出していけたら。映画化が夢だったので、絶対成功させたいです」と気合十分。山本さんも「テレビでは出来なかったことを映画でやりたいです。テレビでは監督に抑えろと言われたので、映画では120%はじけたい」と並々ならぬ意気込みを見せた。

その後、ファンからの質問に答える交流の機会がもたれたが、中には「いままでドラマの中でいろいろなコスプレをやってましたが、面白かったコスプレは?」という質問も。これには多くのメンバーが「和装」と答えたが、「今度やってみたいコスプレ」には、「ハルヒが男装しているので、男性メンバーは女装をやったら?」とメンバーで盛り上がっていた。

最後に、山本さんがファンに向かって「ドラマが終わっても映画に向けて半年以上ありますが、応援してください。そしてパート2、パート3まで『桜蘭高校』が続くようにずっとファンでいてください」と部長らしくコメント。ドラマさながらに和気あいあいのムードのまま、パーティを締めくくった。

映画『桜蘭高校ホスト部』は2012年3月、新宿ピカデリーほか全国にて公開。

2011年9月6日火曜日

イスラエルの秘密情報機関の工作員を描いた映画

これは、いい映画かもしれないぞ。

映画『恋におちたシェイクスピア』や『Queen Victoria 至上の恋』などでおなじみのイギリスの監督ジョン・マッデンが、新作『ザ・デット(原題) / The Debt』について、映画『ツリー・オブ・ライフ』に出演し、現在注目の女優ジェシカ・チャステインとともに語った。

 同作は、1965年にイスラエルの秘密情報機関モサドで働く若き工作員3人(ジェシカ・チャステイン、サム・ワーシントン、マートン・コーカス)は、ナチスの残党幹部で現在は医者である人物を捕らえる使命を受けるが、使命の途中で逃げられてしまう。だが、その30年後にウクライナでナチス党員が見つかったという知らせで、すでに引退していたこの元工作員の3人の秘められた謎が暴かれていくというサスペンス・スリラー作品。上記の俳優以外に、工作員の30年後の役を、ヘレン・ミレン、キアラン・ハインズ、トム・ウィルキンソンなどの演技派が演じている。ちなみに、この映画はイスラエルのサスペンス映画『Ha-Hov(原題)』のハリウッド版として描かれている。

 まず、イスラエルの作品をハリウッド版として制作することになった経緯についてジョン・マッデン監督は「イスラエルで制作された映画『Ha-Hov(原題)』は、限られた地域だけで公開され、より多くの観客にこの映画を観てもらいたいという意思から、今回の制作が決まったんだ。まず、映画『X-Men :ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督が、この映画のリメイク権を獲得し、脚本家ジェーン・ゴールドマンとともにアメリカ版として脚色していたが、この二人とも映画『キック・アス』の製作で忙しくなってしまって、そこで僕に白羽の矢が立って、この脚本が送られてきたわけなんだ。ただ、いったん僕が監督することになってからは、映画『ヤギと男と男と壁と』の脚本家ピーター・ストローハンとともに脚本を改稿していくことになったよ」と興味深い題材を急きょ依頼されたそうだ。

 これまでブロードウェイなどの舞台が多かった女優ジェシカ・チャステインのキャスティング過程について「まず、最初にヘレン・ミレンをキャスティングしたんだ。もちろん、彼女以外にも重要なキャスティングができたが、ヘレンのおかげでこの映画が製作できることになった。その次に、このヘレンの若い頃を演じる女優のキャスティングが問題になったんだ。そこで僕は製作会社に、僕の意思でほぼ無名の女優をキャストしたいと告げたんだ」とジョンが語り、さらに「ジェシカはジュリアードで学んだ後、数多くの舞台経験をしている。そのうえ、彼女はこの作品の前に(この時は未公開だった)テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』に出演していて、それらの要素を理由にプロデューサーたちを説得したんだよ(笑)。彼女は、どのような役でもその役にとけ込んでしまうほど素晴らしい女優で、僕の好きなタイプの女優でもあるんだ!」と明かし、シェイクスピア・カンパニーのアート・ディレクターとしても働いていたことのあるジョンが、ジェシカが今後要注目の女優であると教えてくれた。

 映画内でジェシカのキャラクター、レイチェルは、秘密情報機関の工作員として、身体的な能力を強いられる。「特にわたしは、台詞なしの演技で感情を伝える機会が与えられることが好きなタイプの女優なの。そんな機会は真実の瞬間で、すべてを現実的に演じなければいけないの。けれど今作は、秘密情報機関の工作員としての戦闘シーンが最も難しかった。私生活でも人をたたいたことはないし、格闘の訓練もしたことがなかったから、約4か月もの間トレーニングをして、この役に挑戦することになったわ」とジェシカが明かした。映画内でのジェシカの身体的能力には目を見張るものがあるが、さらに感情移入した演技力も魅力になっている。

 最後にジェシカは、マートン・コーカスとサム・ワーシントンの間で、ラブ・ロマンスを演じられるシーンがあるなんて、とても幸福だったわと笑顔で答えていたのが印象的だった。ジョン・マッデンの次回作は、映画『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテルとタッグを組んだ映画『ザ・ベスト・エキゾティック・マリゴールド・ホテル(原題) / The Best Exotic Marigold Hotel』が控え、一方、ジェシカ・チャステインは、アル・パチーノと共演した『ワイルド・サロメ(原題) / Wilde Salome』が控えている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

2011年9月5日月曜日

『フェイク・クライム』

この人の出てる映画ってあまりみたことがないんだよな。
エロ動画はないしな。

映画『マトリックス』で人類の救世主を、『地球が静止する日』では地球の運命を握る異星人を演じたキアヌ・リーヴスが、一転、平凡という以上にどこか無気力さが目立つキャラクターを演じ、製作も務めた意欲作『フェイク・クライム』の予告編が解禁された。


 本作は、ハイウェイの料金所で深夜シフトに就く、生活も性格も退屈な男・ヘンリーが、友人にだまされて投獄されたことをきっかけに一念発起。刑務所で出会った老詐欺師・マックスを巻き込み、逮捕のきっかけにとなった銀行強盗を本当にしてやろうとするクライム・サスペンス。

 公開された予告編には、覆面姿の仲間たちにおいてきぼりにされ、素顔に間抜けなTシャツ姿で逮捕され、出所したかと思えば、思いっきり車にひかれて転倒するキアヌの姿が。そのあまりに不運な姿には、思わずクスリとさせられること必至。一方で、自分をひいた舞台女優の出演する劇場と、銀行の地下がつながっていることに目をつけ、詐欺師と共にトンネルを使った銀行強盗計画を立てる様子も。計画のため、舞台に出演しようとするが、女優と恋に落ち、意外にも役者の才能に目覚めた、キアヌ演じるヘンリーの恋と戸惑い、わなに満ちた緊迫のだまし合いが描かれることを予感させる映像となっている。

 ヘンリーが恋に落ちる舞台女優役には『マイレージ、マイライフ』のヴェラ・ファーミガ、そして老詐欺師のマックスを映画『ゴッドファーザー』のジェームズ・カーンが演じる。脚本は映画『ターミナル』の脚本家で映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』を監督したサーシャ・ガヴァシ。ハードなアクションからSFやラブストーリー、コメディーなど幅広い作品に出演するキアヌの魅力がすべて詰まった、オフビートな雰囲気が楽しめる、秋にぴったりの作品となりそうだ。(編集部・入倉功一)

映画『フェイク・クライム』は11月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

2011年9月4日日曜日

元恋人の死からの再生を描く

この映画は話題になってるんだな。

「監督失格」は異色ドキュメンタリー「由美香」(平成9年)で注目された平野勝之監督(47)の11年ぶりの新作。深い因縁でつながったAV女優、林由美香の死による喪失感と、そこからの再生をつづった力強いドキュメンタリーの傑作だ。製作には、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野(あんの)秀明監督(51)が名を連ねている。

 由美香は平成元年にデビュー。ピンク映画などで存在感のある演技を見せて人気を得たが、17年に34歳で死去した。

 作品の前半は「由美香」を再編集した映像。当時恋愛関係にあった平野監督と由美香が、自転車で東京から北海道・礼文島を目指す。詩情豊かな風景描写と、過酷な旅で激しく衝突を繰り返す2人の姿が今も強いインパクトを与える。

 「60時間分の素材を見直した。今はいない、かつて好きだった人の映像を見つめるのはきつかった」

 一般公開された「由美香」は高い評価を得たが、すでに2人は別れていた。その後、題材を見失って低迷する平野監督と、由美香の精力的な活躍が対比して描かれる。そして、飲酒と睡眠薬の服用が重なった由美香の事故死。

 当時、平野監督は作品の撮影中で、死の翌日、彼女の自宅で取材を行う約束だった。平野監督は助手とともに、彼女の家に向かい、ある衝撃的な映像を撮影してしまう。

 「僕は、あのときショックで撮影を放棄した。『止めろ』と助手に合図する僕が写っている。あの映像は僕の意志を超えて記録されたもの」

 映像を抱え込み、5年間沈黙を続けた。しかし、作中で平野監督は回想する。自転車旅行で、2人のけんかの撮影をためらった自分に、由美香が「監督失格だね」といったのだ。

 「残された映像は、僕に『作品を作れ』といっているとしか思えなかった」

 苦悩にまみれた編集作業の様子は、本編にそのまま描かれている。「この作品は彼女のお葬式。これでようやく次に進める気がする」。3日からTOHOシネマズ六本木ヒルズで先行ロードショー。

2011年9月3日土曜日

べネチア国際映画祭開幕

 第68回べネチア国際映画祭が8月31日(現地時間)、開幕した。オープニング作品は、イタリアでも圧倒的な人気を誇るジョージ・クルーニー監督・出演の「The Ides of March(ジ・イディーズ・オブ・マーチ)」。アメリカの大統領選のキャンペーンを舞台に、ライアン・ゴズリング演じる理想家の青年が、さまざまな思惑が渦巻く政治の世界に染まっていく過程を描く。前作「グッドナイト・アンド・グッドラック」に続く重厚な演出が光る作品で、早朝のプレス上映から早くも拍手喝采が響いた。

アダルト作品はないのかな。
 22本が出品された今年のコンペティションの顔ぶれは、若手とベテランが混ざりながらも個性派ぞろい。デビッド・クローネンバーグ、ロマン・ポランスキー、アレクサンダー・ソクーロフ、フィリップ・ガレル、トッド・ソロンズ、スティーブ・マックイーン、さらに日本から唯一コンペに参加する「ヒミズ」の園子温……。審査員長は昨年、「ブラック・スワン」をベネチアでプレミア上映したダーレン・アロノフスキーが務める。

 審査員団記者会見では、今年の顔ぶれについて「ディレクター、マルコ・ミューラーの審美眼を信頼している。素晴らしい監督ばかりでとてもエキサイトしているし、さまざまに異なる作品を見られることでスリリングな気分を味わえると期待している」と語った。

 日本勢は他に招待作品として清水崇の「ラビット・ホラー3D」、オリゾンティ部門に塚本晋也の「KOTOKO」、西島秀俊と常磐貴子が共演するイラン人監督アミール・ナデリの「CUT」、また同短編部門に平林勇と水江未来の2本のアニメーションが入り、計6本となった。

 映画祭は9月10日のセレモニーをもって栄えある金獅子賞他の受賞者が発表され、幕を閉じる。(佐藤久理子)

2011年9月2日金曜日

板尾創路監督

芸能人って、他のジャンルもやりたがるもんなのかな。

カナダで開催された『第35回モントリオール世界映画祭』に新作映画『月光ノ仮面』を出品した板尾創路監督から、現地で収録したビデオメッセージがORICON STYLEに到着した。日本よりも緯度の高いカナダの地で、爽やかな風に吹かれながら「お笑いをやっているだけでは、今回みたいに海外の映画祭に招待されることもないので非常に光栄なことです」と充実の表情。相次ぐお笑い芸人の映画監督への挑戦は、現在の地位に甘んじたくない前向きな姿勢の表れなのかもしれない。


 同映画祭は、カナダのモントリオールで、毎年8月下旬から9月初頭にかけて開かれるコンペティション形式の国際映画祭。1977年から開催されており、北米最大規模、カンヌ・ベルリン・ベネチアの「世界三大映画祭」に次ぐ映画祭として知られている。

 第30回に奥田瑛二監督『長い散歩』、第32回に滝田洋二郎監督『おくりびと』がグランプリを受賞。昨年は『悪人』で深津絵里が最優秀女優賞を受賞。そして、今回も原田眞人監督の『わが母の記』がグランプリに次ぐ審査員特別グランプリ、瀬々敬久監督の『アントキノイノチ』が革新的な作品に贈られるイノベーションアワードを受賞した。

 今回、板尾創路の監督・脚本・主演の長編映画第2弾『月光ノ仮面』は世界の注目すべき映画に焦点を当てるフォーカス・オン・ワールドシネマ長編部門(非コンペティション)に招待された。

 板尾監督は、「なんといってもここには僕のことを知らない人ばかりだということが気持ちがいいです。先入観なしに、映画『月光ノ仮面』を見て、何かを感じてもらえる。“板尾創路の”という枕言葉は海外の方々にはないですから。作品のクオリティをしっかり感じてもらえることが嬉しいですね」。芸人・板尾創路ではなく、一人の映画監督としての“評価”を望む。

 同作は、3月に行われた『第3回沖縄国際映画祭』で初上映され、同映画祭で海外初上映を飾った。「こっち(モントリオール)の人にも喜んでもらえたので感謝しています」と確かな手応えもつかんだ板尾監督は、「前作の『板尾創路の脱獄王』はちょっと悔いが残るところもあったんですが、今回は全くそれがないです。自信をもって公開できるので、皆さん楽しみにしていてください」とキッパリ言い切った。公開は来年1月14日(土)、全国ロードショー。

2011年9月1日木曜日

感動ドラマ『アジョシ』

韓国よりも香港とか中国映画のほうがすきなんだよな。

 韓流スターのウォンビンが、2010年に韓国でナンバーワンのヒットを記録した主演映画『アジョシ』PRのため来日し、30日に共演のキム・セロン、イ・ジョンボム監督と共にパークハイアット東京で来日記者会見を行った。ウォンビンの来日は今年1月26日に行われた、第22回日本ジュエリーベストドレッサー賞で特別賞を受賞し、授賞式に出席するため来日して以来で約半年ぶりとなる。この日集まった報道陣はムービーが20台、スチールカメラ80社、全体で約400人のマスコミ関係者が会場に集まり、相変わらずの人気ぶりを印象付けた。


 韓国では観客動員数630万人を突破する大ヒットを記録し、数々の国内映画賞を受賞した本作。ウォンビンは無垢(むく)で繊細な青年を演じた前作『母なる証明』(2009)から一転、本作で心を通わせる少女を犯罪組織から救うため、命を張る主人公テシクを熱演。その演技が絶賛され、韓国ではアカデミー賞にあたる大鐘賞の主演男優賞を受賞している。

 この日、クールなスーツ姿で登場したウォンビンは、今作にひかれた理由について「まず『アジョシ』というタイトルが気になったし、脚本を興味深く読むことができた。アクションだけでなく主人公のテシクが持っている心の痛みや、隣の少女との触れ合い、そういった心の内面がシナリオにうまく表現されていると感じました」と説明。そして「かっこいいアクションもたくさんあります。でもそのほかの暗いシーンであっても、観客に対して何か希望のメッセージを伝えたいと思いながら演じていました。似た者同士であるひとりの少女とひとりの男の切ない物語だと思ってもらえれば」と作品に込めた思いを熱く語った。

 また、かつて第62回カンヌ国際映画祭で上映された韓仏合作映画『冬の小鳥』(2009)での演技で天才子役と絶賛され、今作ではウォンビンふんする主人公テシクを慕う孤独な少女ソミを演じたキム・セロンは「コンニチワ。ハジメマシテ、ワタシハキム・セロンデス。コノエイガヲタノシンデクダサイ」と日本語でかわいらしくあいさつして報道陣のハートをがっちりつかんだ。ウォンビンの印象について「優しくて気を使ってもらいました。現場で寒いときはブランケットを、おなかがすいたときは食べものを持ってきてくれました」とコメント。終始素直で愛らしいコメントを連発して、普段はクールな表情が多いウォンビンをよく笑わせ、すっかり魅了している様子だった。

 『アジョシ』は少女救出のサスペンスに、韓国の裏社会の深い闇が絡まる緊迫のストーリーが展開するアクション作。かつて暗殺を主な任務とする特殊要員だったものの、過去のある事件から心を閉ざし都会の片隅で生きていた主人公が、自分を慕うひとりの少女を守るため戦う姿を描く。(古河優)

映画『アジョシ』は9月17日より全国公開