2011年5月12日木曜日

竹野内豊の新作映画

確かに変わった内容だ。地獄へ旅行へいくのか・・・?

5月公開の映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』に主演している俳優・竹野内豊さん。原作は演劇界の鬼才・前田司郎の小説で、倦怠期を迎えた大木夫妻が、ひょんなことから地獄へ旅行することになるという摩訶不思議なストーリーだ。
 
「最初に脚本を読んだときは『なんじゃこりゃ!?』と思いました(笑)。(中略)とりとめもない夫婦の会話劇が延々と続いていくんですが、それがどこか懐かしい感じがするんです。昔の自分の恋愛体験を思い出して、『そうそう』『わかるわかる』って共感できる部分がたくさんありました」(竹野内さん)
 
 奇想天外な展開だけに、撮影は普段経験することのない状況の連続だったとか。大木夫妻が地獄で楽しむ『ビーフシチューの温泉』もその一つだ。「シチュー色の温泉をセットで作ったんですが、実際にいろいろな食べ物を入れて作ったので化学反応が起きまして、いまだ嗅いだことのないような匂いになっていて(笑)。気持ちよさそうにはいるのは大変でした」。
 
 マンネリ気味のカップルや夫婦に、ぜひ観て欲しいとのこと。「普段とは違う冒険をすると、日ごろ忘れていた気持ちを取り戻せたりしますよね。そういう意味で、地獄とまでいかなくても、この映画を一緒に観ることで、きっと温かい気持ちを取り戻すことができると思います」(竹野内さん)