2011年6月10日金曜日

「さや侍」リメイク

最近はタレントさんが次々と作品を作るようになっていくな。


松本人志監督の最新映画「さや侍」(11日公開、配給・松竹)のプレミア上映舞台挨拶が6日、東京・国際フォーラムが開かれ、松本人志監督はじめ、主演の野見隆明、熊田聖亜、板尾創路、りょうら出演者が登場した。

 この日は「大日本人」のハイウッドリメイクが発表されこともあり、松本監督からは主人公の野見寛十郎役に、ジョニーデップを名指しするなど、次回リメイク作に向けて意欲を示した。

 映画は、落ちこぼれ侍とその娘の絆を描いた物語。脱藩の罪で捕らえられた寛十郎が、若君を笑わせなければ死罪となる「三十日間の業」を科せられ、必死に取り組んでいきながら武士としての誇りを取り戻していくもの内容。

 寛十郎を演じたのは一般人から大抜擢の野見。演技にリアリティを出すため本人には台本など何も伝えず撮影に挑んだという。松本監督は「とにかく追い詰められていく姿を演出したかったので、映画であることは伝えず、台本はクランクアップの花束と一緒に渡しました」と話した。

 松本監督は撮影を振り返り「正直言うと疲れましたね。色んなことがありましたのでヘトヘトでした」と語った。お奨めのシーンについては「最後の川原で手紙を読むシーンですね。手紙は7割が私が書いたもので。あのシーンのために一年間を費やしてきた部分もあったので」と話した。

 処女作「大日本人」がハリウッドでリメイクされたことについては「僕が面白いというものを世界で絡めていけるような状況がようやく整ったような気分です。すごく嬉しいです」と笑顔で話し、さらにリメイク作品の希望するキャストはと聞かれると「大日本人というよりはさや侍の野見寛十郎をジョニーデップ寛十郎でやってみたい」とはやくも今作のリメイクに期待を寄せていた。