2011年7月17日日曜日

『CUT』がヴェネチア国際映画祭のオープニング

この映画もあれだな。殴られ屋?のやつ。
アダルト屋のほうがらくだな。

俳優・西島秀俊がイランの名匠・アミール・ナデリとタッグを組み、3年ぶりの主演を飾った映画『CUT』が、第68回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門のオープニング作品に決定したことが明らかになった。西島が同映画祭に参加するのは『Dolls ドールズ』(2002年、北野武監督)以来、約9年ぶりとなり、「久しぶりのヴェネチアに参加できることはとても光栄」と喜びを爆発させた。

 『CUT』がオープニングを飾るオリゾンティ・コンペティション部門は、新しい才能を発掘することを目的としており、第二のコンペティションともいえる部門。これまで日本からは園子温監督の『冷たい熱帯魚』や青山真治監督の『サッド ヴァケイション』『こおろぎ』、押井守監督の『立喰師列伝』、三池崇史監督の『IZO』、塚本晋也監督の『ヴィタール』などが出品されてきた。

 そして今年、西島が映画狂の映画監督でありながらも、兄の残した借金を返済するために「殴られ屋」をすることになる主人公・秀二を演じる『CUT』が同部門のオープニング作品に決定した。「作品にかかわったすべての人に感謝します」とコメントを寄せた西島は、約9年ぶりの同映画際参加について「とても光栄」と喜びをあらわに。「『CUT』への反応はもちろん、映画祭自体を楽しんでまいります」とこの明るい話題に心から感激しているようだ。

 本作は、国際映画祭で作品を発表し続けているアミール・ナデリ監督が、親交のあった西島を主演に迎えメガホンを取った作品。日本を舞台に昨今の商業映画に疑問を呈しながらも、日常のささやかな幸せを描き出す物語だ。常盤貴子が西島演じる秀二を支えるヤクザ相手のバーテンダー・陽子を演じ、笹野高史、菅田俊ら日本を代表する名優が脇を固めている。(編集部・小松芙未)

第68回ヴェネチア国際映画祭は8月31日から9月10日までイタリア・ヴェネツィアで開催
映画『CUT』は2011年公開予定