なんだかんだで、この人の映画はよく見てるな。
『ウォーターボーイズ』(2001年)、『スウィングガールズ』(2004年)、『ハッピーフライト』(2008年)のヒットメーカー・矢口史靖監督の最新作『ロボジー』(2012年正月公開)の概要がこのほど発表された。男のシンクロ、女子高生ビッグバンドジャズ、航空業界の裏側に続く、題材は「がんこジジイとロボット」。ふとしたことからロボットの中に入ることになるおじいさんの話。主人公・鈴木役に抜擢されたのは、シルバー人材センターで働く素人を含む、200人以上の中から選ばれた五十嵐信次郎、またの名をミッキー・カーチス。芸名を変え、73歳の“新人”として「4649(よろしく)~!」と映画初主演を飾る。
ヒロインは吉高由里子
昭和30年代に「ロカビリー3人男」の一人として人気者になり、ロック歌手・音楽プロデューサーとして活動を続けるミッキー・カーチス。俳優としても多数のドラマ・映画に出演してきたが、主演は今回が初めて。「コメディが好きなので、矢口作品は全部観ていました。オーディションに受かったと聞いた時、バリバリテンションが上がりました」と、心機一転、新たな名前で挑む覚悟を決めた。撮影は今年1月から2月にかけて北九州・下関で行われ、「台本も、今までにない内容で、撮影中もずっとわくわくして楽しんでいました」。
脚本は矢口監督ならではのユーモアを今まで以上に盛り込んだオリジナル。弱小家電メーカー(木村電器)の3人組が開発中だったロボットが、発表の場であるロボット博直前に大破。その場しのぎで、中におじいちゃんを入れて出場したら、こんな動きは見たことがないと大評判に。一躍人気者になったおじいちゃんはどうなるのか…、新たな矢口ワールドが繰り広げられる。ヒロインはロボットおたくの女子大生役の女優・吉高由里子。木村電器のドタバタトリオには濱田岳、川合正悟、川島潤哉。さらに、矢口作品常連の個性派俳優陣も多数出演する。