2011年7月15日金曜日

地獄の黙示録

Charlie don't surf

巨匠フランシス・フォード・コッポラが1979年に発表し、未完成のまま出品したカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した問題作「地獄の黙示録」が、02年公開の「特別完全版」、92年に公開されたもののDVD化されていなかったメイキング・ドキュメンタリー「ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録」とあわせて、ブルーレイ3枚組仕様の「地獄の黙示録 3Disc コレクターズ・エディション」としてリリースされることになった。

「地獄の黙示録」作品紹介

 ジョゼフ・コンラッドの小説「闇の奥」を原作に、ベトナム戦争下における人間の狂気を描いた戦争ドラマ。カンボジア奥地で独自の“王国”を築き上げたカーツ大佐(マーロン・ブランド)暗殺の命を受け、4人の部下とともにナン川をさかのぼっていくウィラード大尉(マーティン・シーン)の姿を追う、アメリカ映画を代表する1本だ。

 「地獄の黙示録 3Disc コレクターズ・エディション」には、本邦初公開となる5時間を超える特典映像とともに、今回が初ディスク化となるドキュメンタリー「ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録」を収録(監督はコッポラの妻、エレノア・コッポラ)。フィリピンのジャングルで行われた過酷なロケや、出演俳優同士の不仲や監督との衝突、コッポラの完全主義がもたらした撮影スケジュールの大幅な遅れなど、数多くのトラブルに見舞われた、すさまじい“戦場”の様子をうかがうことができる。

 発売元のジェネオン・ユニバーサルは、発売にあわせて「『地獄の黙示録』公式ページ」をFacebookに開設(http://www.facebook.com/ApocalypseNowJp)。「ハート・オブ・ダークネス」特集や、特典映像の一部紹介、「地獄の黙示録」年表、“ベトナム戦争略史”などを順次アップしていく。公式Twitterアカウントは