フェイス/オフ。好きです。アクションがかっこいいんだよな。ニコラスケイジの映画はよく見てる気がする。
ジョン・ウーが、ハリウッド進出して初めて「自分の好きな様に撮れた」と誇るアクション作品。
序盤のチェイスシーンでは、セットではない本物の滑走路での中型ジェット機と捜査車輌を使用している。メイン・テーマは『自分自身の証明』という哲学的なもの。
ニコラス・ケイジとジョン・トラヴォルタの秀逸な一人二役の演技も話題となった。
FBI捜査官のショーン・アーチャーは、6年前に息子をテロリストのキャスター・トロイに殺されて以来、キャスター逮捕に執念を燃やしていた。そんな中、キャスターが弟と共に空港でチャーター機を借り逃亡を図る情報を知ったFBIは、罠をはり激戦の末キャスターを逮捕した。
ついに宿敵を逮捕したショーンだが、キャスターがロサンゼルスに細菌テロを仕掛けていることを知る。キャスターは植物状態、彼の弟のポラックスは兄しか信用せず、細菌爆弾の在り処を聞き出すことが出来ない。苦慮の上、ショーンはキャスターの顔を自分の顔に移植し、キャスターになりすまし、ポラックスが収監されている刑務所へ赴く。しかしそこにキャスターが、ショーンの顔を付けて現れる。
彼は麻酔が切れたことで蘇生し、医者にショーンの顔を自分に移植する手術を強要した上、関係者を全員抹殺してしまったのだ。しかも、自分で仕掛けた爆弾を(ショーンとしてであるが)自分で解除し、ヒーローとなっていた。刑務所を出る事も出来ず、自分の顔や立場、家族までも奪われたショーンは、孤立無援でキャスターを再び仕留めようと脱獄を企てる。